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2011年12月31日 (土)

さよなら2011年。

0
いろんなことがあった2011年が終わろうとしています。
そんな年の最後の日に
この秋から取材で訪れた気仙沼と
岩手県釜石市の写真をアルバムにまとめてアップしてみました。
岩手県大槌町のアルバムは
新年明けてからアップしたいと思っています。
(右横のサイドバーにリンクしています)



そして24日のクリスマスイブの日に
震災後、生きることがつらくなった方へ向けて
このブログでメッセージを書かせて頂き、
「もし誰にもお話しできる人がいなければ、
私にお手紙を下さい」と、お声がけをさせてもらいました。
何人かの方がお手紙を下さり
読ませて頂きました。



このブログをお読み頂いている方からのお手紙だったので
私という人間はブログを通して、
あるいは
私の漫画やコラムを通してご存知だったかもしれません。
しかし、会ったことがない私を
信頼して頂き
思いを語って下さったことは
心から有り難かったです。



長いお手紙の最後に
「こんなことを書いてごめんなさい」と書かれたCさん、
私はむしろ
Cさんに「私にお話ししてくれてありがとう」と言いたいです。
つらい気持ちを抱えていらっしゃるあなたが
今、この時にも存在していることを
私は知りました。
あれから「Cさんは、今頃どうしていらっしゃるかな?」と
ふと思いを馳せたりします。
つらくなった時、
ご自分の横を見ても誰もいなかったら
誰にも今のつらい気持ちをお話しできなかったら
いつでも
何度でも
どうぞお気軽に私にお手紙を下さい。



今年の年末年始は
希望に燃えて前へ進もうとする人と
つらくなって動けなくなってしまう人に
はっきりと別れてしまう年越しになるのでしょう。
震災後のいろんな感情は
時間とともに消えていったり
軽くなっていくような簡単なものではないと思います。
24日のメッセージにも書きましたが
ご自分でどうしようもない感情を抱えている方は
ご自分の横にいる方に
あなたの想いを呟いてみて下さい。
もし横に誰もいなければ、
「ちょっとお話してみよう」くらいの気軽な気持ちで
地域の相談窓口などにお電話をしてみて下さい。
そこにも、お話しにくい方は
私にお手紙を下さい。
お一人お一人にお返事はできませんが
あなたの想いを吸い取らせてもらうことは
できるかもしれません。


<メール>
集英社YOU編集部 井上きみどり宛
<郵便>
〒101-8050
千代田区一ツ橋2-5-10
集英社 YOU編集部/井上きみどり宛



いろんな事情で
一人で年越しをされる方もいらっしゃると思います。
でも心の中まで孤独だと
人は生きていけません。
「自分には誰もいない」と感じながら年を越す方が
一人でも少ないといいな・・・。
そんな祈るような気持ちで
2011年を終えようとしています。



<お知らせ>ーーーーーーーーーーーーーーー

51aiyl0btwl_sl500_aa300__2 被災した子どもの教育支援団体
NPO法人アスイク

311被災地子ども白書
出版記念シンポジウムが
開催されます。

井上も当日は一般参加に混じって
会場におります。
是非、ご一緒にご参加下さい。

1月11日(水)
18:30〜21:00(開場17:30)
河合塾・麹町校 デルファイホール

資料代 1000円
参加お申し込みはこちらのフォームへどうぞ。
(参加申し込み締め切り1月9日)



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2011年12月30日 (金)

寒い年末。

28日の夜遅くに
岩手県から仙台の自宅に戻ってきました。
「ナビの指示通りの帰路を辿ろう」と
岩手からナビが示す通りに走行しましたが
ナビが案内してくれたのは「笛吹き峠」という山道。
しかも標高が高くなっていくにつれて
雪深くなっていく・・・・。
「こ、この道を通らせるか?」とナビに突っ込み入れつつ
すれ違いができない曲がりくねった細い道の要所要所で
対向車を待ちながら何とか上り、
エンジンブレーキをかけながら慎重に下山。
上の写真は
峠を越えて一段落ついたところで
停車して撮ったものです。
峠はこの2分の1の道幅で
この3倍雪があったかなあ。
いやー
さすがに焦りました・・・。




峠に入る前に娘2号は
助手席で眠り込んでしまったのですが
「この風景を見ていたら、さぞ怖かっただろうな。
寝ててくれて良かった・・・」と思っていたら
この写真を撮っている私に
「すごい道だったねえ」と助手席から冷静な声が。
寝ているかと思いきや、
しっかり起きて一部始終を見ていて
私がエンブレかけたり、ブレーキ踏んだり
あまりにも大変そうだったので
声がかけられなかったとのこと(笑)
去年までの2年間、
娘1号がスキー部なんてものに入部したために
毎日スキー場通いしていたお陰で習得した雪道走行が
役に立ちました。
人生、どこで何のスキルが役立つかわからないものですね。




そんな風に帰宅しまして
今朝は久しぶりに早朝ウォーキングに出ると
仙台の自宅周辺にも雪が。


今年の東北は、いつもより寒さが厳しいです・・・。


そんな年末ですが
年明け早々の1月11日(水)に
私が加入している
被災地の子ども達のための教育支援団体、
NPO法人アスイク」のシンポジウム
東京で開催されます。
私も一般参加に混じって当日は会場におります。
資料代として、参加費1000円頂戴するのですが
被災した子ども達の「今」を考えるための
とても良い機会になると思います。
お時間がおありのかたは
是非、井上とご一緒にご参加ください!

Asuiku11


NPO法人アスイク
「311被災地子ども白書」出版記念シンポジウム
ー被災した子ども達の今、これから必要なことー

1月11日(水)
18:30〜21:00(開場17:30)
河合塾・麹町校 8階 デルファイホール
資料代 1000円
参加お申し込みはこちらのフォームへどうぞ。
(参加申し込み締め切り1月9日)

Asuiku12


























たくさんの方々のご参加を心からお待ちしております♪



このブログは年内はあと1回、
大槌町、気仙沼、釜石で撮った写真を
皆さんにお見せして
今年を終えたいと思っています。
年末のお忙しい時期ですが
見てやっていただけると嬉しいです。



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2011年12月28日 (水)

井上母娘@大槌

井上母娘@大槌
レールが流された駅のホームに立つと
ここがどこなのか
わからなくなりました。
どの地方なのか
どの国なのか。
ゼロに引き戻されるということは
何者でもなくなるということなんだな・・・。

そんな場所で
いろんな方々と出会いました。
「友達になってくれる人がいたら
どこだって住めるよ」
娘の一言に
「そうだね」と返しました。
場所じゃない。
便利さでもない。
人が生きていくのに一番必要なのは
人なんだな・・・。

今日も夜まで取材です。

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2011年12月27日 (火)

井上母娘@釜石

井上母娘@釜石
初めて訪れた釜石。
ここも大変だったんだなあ・・・。
今日は大槌、吉里吉里で
暗くなるまで取材です。
頑張ろう。

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2011年12月26日 (月)

娘と巡る被災地ー1日目

娘と巡る被災地ー1日目

娘2号と二人で
宮城県北部と
岩手県南部の沿岸地域に来ています。

今日は気仙沼で取材をした後
陸前高田市、
そして岩手県大船渡市へ。
津波で流されて何もなくなった空き地に
ツリーが1本
ポツンと置かれていました。

やっぱり誰だって
灯りが欲しいんだよね・・・。

快晴でも底冷えがするここで
二人でいろんなことを感じて
いろんなことを考えさせられています。

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2011年12月24日 (土)

今夜、暗闇の中にいるあなたへ。



「みやぎ連携復興センター」というところに
私が心から信頼している人が居ます。
先日、多忙な彼女に「久しぶりに会いたい」と申し出ると
「私も少しばかり話したいことがある」というお返事がきました。





そして一昨日
彼女に会いに行くと、こんなお話をされました。





「12月末と3月末は
年度末の経済的な理由や、孤独感から
例年、自殺が多発する時期。
今年は震災後初めての年末で
さらに多くなることが考えられる。
少しでも悲しい決断をする人を少なくしたい」





そのために
彼女達は相談窓口を紹介したり
気になる人がいたら声をかけているそうです。
そして私にできることとして
ブログでの呼びかけを提案されました。
私の力は、うんと小さいけれど
少しでもお役に立てるなら・・・・と
クリスマスイブの今日、
このブログに私なりの言葉で
迷いの中にいらっしゃる方々に
メッセージをお届けすることにしました。





震災後のいろんな思いの中で
悩んでいらっしゃる方だけではなく
ご家族やご友人、
心配されている方々も
よろしかったら読んでやって下さい。


*********************

暗闇の中にいるあなたへ


今年の冬はいつもより寒いですね。
あなたは今、どこにいますか?
風邪を引いていませんか?
のどは乾いていませんか?
お腹は空いていませんか?
毎日少しでも眠れますか?




クリスマスや年末で
楽しく過ごしているように見える人々の姿が
遠く見えてしまったり
誰も自分の本当の気持ちを
理解してくれない・・・。
気がついてくれない。
もしかしたら今、
そんな風に感じていませんか?




もしあなたが今
光の無い暗闇の中で
どこにいるのか自分でもわからずに
一人きりでうずくまっているのなら・・・
少しだけ
私の言葉を
あなたの心の中に
おじゃまさせてください。




あなたが今いる場所は
とても暗くて、寒くて、
そして誰の手も届かない
遠いところなのかもしれません。
あなたは、そこへ
自分で望んで向かったのかもしれないし
気がついたらその場所にいた人もいるでしょう。
その場所は
あなたにとって
心地よい場所ですか?
ずっとそこに居たいと思えるところですか?




あなたにとって心地よい場所なら
それがどんなところであっても
私はあなたがそこに居ても良いと思います。
あなたがそこに居る意味は
きっと何かあるのでしょう。
でも
あなたにとって
そこが怖くて淋しい場所なら・・・
そこを抜け出したいのに
抜け出せなくて
苦しんでいるなら・・・
そして
「自分は一人きりだ」
「生きる意味がみつからない」
「もう前へ進む道がない」と感じているなら
ほんの少しだけ
前ではなく
あなたの横を見てください。




そこに誰かが見えますか?
誰か見えたら
一言だけでもいい。
その人に
あなたの気持ちを
ちょっとだけ呟いてみて下さい。
上手く呟けなくても
たった一言の呟きに
長い時間がかかっても
あなたの言葉に耳を傾けてくれる人が
きっと、
きっといるはずです。




もしあなたの横に
誰もいなければ
あなたの呟きを待っているサポート団体に
一度だけでもいいから
電話をしてみてください。
あなたに寄り添ってくれる人が
みつかるかもしれません。


  • 東日本大震災「こころのサポートルーム」
    022−265−0441 10時〜16時 木・金・土曜日
  • 「地震・津波に関するこころの相談ホットライン」
    080−3326−5612 9時〜21時 毎日
  • 「被災者の心のケアサポート専用ダイヤル」
    022−352−8950 11時〜17時 月・火曜日
  • 「寄り添いホットライン」
    0120−279−338 10時〜22時 木・土曜日



それでももし
あなたの目に誰も見えてこなければ
誰にもぶつけようのない想いを抱えていらっしゃるなら、
私にお手紙をください。
お一人お一人にお返事はできませんが
あなたの想いを吸い取らせてもらうことくらいは
できるかもしれません。
頂いたお手紙は
必ず読ませて頂きます。





<メール>
集英社YOU編集部/井上きみどり宛
<郵便>
〒101-8050
千代田区一ツ橋2-5-10
集英社 YOU編集部/井上きみどり宛





私には・・・・
そして誰にも
今のあなたの悩みを消し去る魔法があるわけではないし
すぐにあなたを暗闇から救い出すことは
残念だけど、できないでしょう。
今のあなたのためにできることは
苦しんでいるあなたの存在を知ること、
そしてその場所に
あなたと一緒に居ること。
それだけです。
そしてそれが
今のあなたには
一番必要なことだと思うのです。





今のあなたには
思いを呟くことも
誰かを求めることも
電話に向かうことも
手紙を書くことも
とてもとても
しんどくて、大変なことだと思います。
でも
今のあなたには、そう思えなくても
あなたは一人ではないのです。
どこかに必ず、あなたの言葉を待っている人が
今、この時にもいるはずです。
その人にあなたの存在や想いを知らせるために
どうか今は、
大変かもしれないけれど
ちょっとだけ力を出してみて下さい。
そして
小さな小さなスペースでいいのです。
あなたの暗闇の中に
誰か一人だけでも入ることができるスペースを
私達にください。





私の言葉が
あなたに届くことを
心から願っています。





12月24日の夜に。
井上きみどり







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2011年12月20日 (火)


昨夜仙台に戻って来たら
すっかり風邪をぶり返してしまい
今日はへたばっています。
というわけで本日予定していた
Aging BIBLEの記事更新は
延期させて頂きます。
楽しみにお待ち下さっていた方、
ごめんなさい。

写真は先日の名古屋大学医学部での講演の後に
お聞きくださった方から「お大事に」と
頂戴したマスク。
そんなに調子悪く見えたのかな(苦笑)
お聞き苦しかった点、お詫びします・・・。

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2011年12月19日 (月)


名古屋に来ています。
いろんな意味で(笑)
名古屋って面白い!
すごいパワーを吸収しました。

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2011年12月16日 (金)

娘と巡る被災地。

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東京出張から仙台の自宅に戻ると
小学6年生の娘2号のクラスの
学級閉鎖の決定がメール配信されたところでした。
なので昨日は
すっかりインフルエンザが治った娘2号を連れて
仙台市若林区の荒浜地区へ。
ここは数百人の方々が津波で亡くなった地域で
我が家からは車で30分ほどの距離。
今まで娘達には
津波被害にあった場所を見せなかったのですが
自分たちの街、自分たちの国のこれからの変化を
しっかりと見届けて欲しいと思い、
良い機会なので連れていきました。


初めて自分の目で見る「被災地」は
やはり12歳の子にはショックが強かったようで
私が写真を撮っている間も
彼女は車から降りようとしませんでした。
後で「何を感じた?」と
時間をかけて聞いてみると
彼女の口からはこんな言葉が
ポツリ、ポツリとこぼれてきました。


「私たちには
世界の人達には
できること
やらなければならないことが
たくさんあるような気がする」

0_2
ちょっと前まで
車や瓦礫、生活用品でグチャグチャになっていたこの場所が
たった数ヶ月でこんなにきれいに整備されていました。
まだたくさんの重機が稼働しています。
ここまで整備するのに、この地域の人々や
この地域のために働く人々がどんなに頑張ったか・・・
その労苦を思うと胸が熱くなります。
人間の底力って、本当にすごい。


0_3
荒浜地区、名取市では
海水による塩害のあった田畑に
塩分に強い綿畑を作り
「東北コットン」を栽培、収穫するプロジェクトができました。
今年は台風の被害にあったものの
試験的に収穫まで済ませたとのこと。
来年から本格的な綿栽培が始まり、
東北コットンとして生産、販売されるそうです。
あれだけの被害にあった土地で
こんなに素晴らしい取り組みがされているなんて
人間って・・・本当にすごいなあ・・・・。



上の写真は
先日、私が頂いた花束のコットンを
娘2号が大切に、大切に紡いだ綿の糸です。
綿を紡ぎながら
彼女はどんな想いを抱いていたのでしょうか。


来週は娘2号と共に
気仙沼、岩手県の大槌町を訪問します。
この冬は
彼女にとって
いろんな想いを残す冬となりそうです。


<お知らせ>ーーーーーーーーーー
12月18日(日)13:30より
名古屋大学医学部でお話をさせて頂きます。
お時間がおありの方は是非どうぞ。
詳しくは11月25日の記事をご覧下さい。


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2011年12月14日 (水)

ツリーを見て思うことは。

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すべての子ども達が居る所に
このツリーをポンッと置ける魔法が欲しいです。
何もなくなった沿岸部にも
子ども達が居る町にも
子ども達の心の中にも…。

 

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2011年12月13日 (火)

混沌と仲間。

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昨日は来年の新連載の打ち合わせの後
監修をして頂く医師を訪ねて
とある大きな病院へ。
一年越しで
ようやく取り組めることになった連載なので
どこから手を付けたらいいの?と
茫然としていましたが
人間力のある先生にお会いして
具体的な構成や進行などを相談させてもらい
少しばかり落ち着くことができました。
強力な味方を付けた気分。

でも、来年の仕事はこれだけではなく
有り難いことに
同時に幾つもの企画を抱えています。
大体の仕事はやるべき事や
やり方が見えているのだけど
震災関連の仕事は
乗り越えなければならない課題や
描いて伝えなくてはならない事が多すぎて
正直言って途方にくれています。

昨夜ホテルの豪華さに違和感を覚えながら
一人で茫然としていると
卵巣がん患者会スマイリー代表の片木さんから
業務連絡電話を貰いました。
彼女も自分に与えられた役目のあれこれの中で
途方にくれていた最中だった様子で
茫然自失仲間同士で長電話してしまいました。
お蔭様で少し踏ん切りと
あきらめがついたかな。
今日はまた半歩だけ進めそうな気持ちです。

写真は片木さんとの電話中に
私が書いていたメモ(落書き?)
私の心中が表れてます(笑)
迷ってばかり、
悩んでばかりの私だけど
こうして一緒に苦しんでくれる仲間に
いつもいつも助けられている私。
幸せ者だな…。

そんなことをぐちゃぐちゃと考えながら
今日もぼちぼち頑張ってます。


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2011年12月12日 (月)

インフルエンザのち東京。

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先週はいろんな方々から
「ゆっくり休んで下さいね。」と
優しい言葉をかけて頂き
週の前半に貯まりに貯まっていた雑事を済ませ、
ずっと支えてくれていた方々にも会いに行き、
取材させてもらったご縁でメンバーに加えて頂いた、
被災した子ども達の教育支援NPO「アスイク」の
新しい事務所と学び場を見学。
東京から二ヶ月間の予定で来られている、
二人の社会人ボランティアさんと情報交換させてもらい
「さあ、次は動物保護団体でボランティアだ!」
「でも何だかすごく寒くなったなあ…」
…と思ったら
インフルエンザにかかってました(笑)
しかも仲良く夫と娘二号の三人同時罹患。

幸いにも予防接種が済んでいた大人は
症状が軽く数日で回復しましたが
12歳以下のため2回接種の娘二号は
まだ半分しか注射してなかったせいか
フルバージョンの症状が。
家中を泣きながら徘徊したりの異常行動もあって
それはそれは辛そうでした。

そんな1週間を乗り越え
今日からまた東京出張です。
家を出る寸前まで
数日分の夕飯とお弁当のおかずを作り置きしたり
娘二号の連絡帳に欠席の報告を書いたり
給食着にアイロンがけしたり
さすがに病み上がりの体にはこたえました。
で、今は新幹線の中で一息ついて
コーヒーを飲んでいるところです。

今回は新幹線と宿泊がセットになっている
女性専用プランを利用したのですが
別々に手配するより安い上に
新幹線がグリーン車。
グリーン車のサービスのコーヒーって
専用カップなんですね。
グリーン車なんてあまり乗らないのですが、
せっかくプランについているのだし
病み上がりなのでゆっくりさせてもらおう…。
東京に着いたらゆっくりさせてもらった分、
頑張ります。
ハイ。


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2011年12月 6日 (火)

どうか・・・。

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お陰さまで無事にサイン会と
コミックフェスティバルの講演会を終える事ができました。
たくさんの方々にご来場いただき感激しました。
ありがとうございました。



怒濤のような1週間を通過し、
昨日からようやく、お休みらしい日を過ごしています。
今週は、あえてブログの更新もせず
とにかく脱力して過ごそうと思っていたのですが
昨日、たまっていた用事を済ませるために
朝から仙台中心部を行ったり来たりしていたら
久しぶりにお会いした女性が
私に話して下さったことが頭から離れず、
こうしてパソコンに向かっています。



その若い女性は
私がいつもお世話になっている、あるお店の店員さん。
宮城県沿岸部にあるご実家で、ご両親が被災され、
お父様の精神状態が最近になって
良くなくなってきた事を心配なさっていました。
お父様の症状は、素人の私でも
「それは大変だな・・」と心配になるもので
ご家族には本当におつらいと思います。



「どうして9カ月にもなる今になって・・」と
娘さんである彼女はおっしゃいました。
でも、まだ9カ月なんです。
「家を失ったけど、他の方々みたいに
家族を亡くしたわけではないのに」と
彼女はおっしゃいましたが
たとえ誰の命も失わなくても、
これだけ大きな災害を体験したのです。
喪失感による悲しみ、虚しさは誰にでも宿ります。
誰かと比べて軽いとか、重いというものではないと思うのです。
そして彼女は「私には両親を助けることもできない」と
何度も何度も繰り返していました。



先月うかがった静岡の講演でも
「自分は無力だ。何ができるのかわからない」と
涙声で訴えられた男性がいらっしゃいました。
来週うかがう名古屋のワークショップは
「自分たちに何ができるのか?」が一つのテーマになっています。
私は心理の専門家ではないし
皆さんの心を癒す術を持つ特別な人間ではありません。
この震災後、私自身も
生きることの虚しさに捕われた時期が
長く続き、苦しみました。



だからこそ、一つだけ言わせてもらいたいのです。
どうか
今、苦しんでいる方、
生きるのがつらい方は
ご自分が苦しんでいる事を責めないで下さい。
そしてどうか
「何ができるかわからない」と悩んでいらっしゃる方は
ご自分を責める事から
もうご自分を解放してあげてください。
そうやって苦しみを共にしてくれているあなた自身の存在が
きっと誰かの支えになっているのですから。



人間は
自分が思っているより、うんと弱い生き物だと思います。
「頑張ろう」「前を向こう」と
私たちはいつもいつも何かにせき立てられているけれど
頑張れない時もあるし
前など向けない時があることを
皆が知っています。
つらい時は、立ち止まってしまうのは当然だし
後ろを向いて逃げ出したくなったり
すべてを投げ出して、苦しみから逃れたくなることもあるはずです。



だけど
どうか
その時は
前を向けない時は
ほんの一瞬でもいい。
あなたの横を見て欲しいのです。
そこにもし、誰かがいたら
その人に一言でもいいから
あなたのつらい気持ちを
呟いてみて欲しい。
もしその人に伝わらなくても
必ずどこかに
あなたの呟きに耳を傾けてくれる人がいるはずです。



あなたが子どもでも、大人でも、
女性でも男性でも、
お父さんでも、お母さんでも
どんなに責任のある立場の人でも
つらい時は、何回でも、何百回でも
「つらい」と言っても良いと思うのです。
今のあなたには見えないかもしれないけれど
あなたを支えてくれようとしている人が
あなたの周りにきっと
きっといるはずです。

そして「何もできない」と苦しんでいる人は
そこにあなたが居ること。
それだけで
誰かの支えになっていることを
どうか忘れないで欲しいのです。



今は、皆がつらい時です。
そのつらさはこの先、何年経っても
何十年経っても
緩やかに、止めどなく
何度も何度も訪れるものなのでしょう。
終わりがない苦しみと虚しさを
私たちは消し去る力などありません。
ただ、誰かに寄り添ってもらう。
誰かに寄り添う。
そうして生きていくしかないのだと思います。



どうか
どうか
弱っているご自分を責めないで欲しい。
弱っている誰かを責めないで欲しい・・・。
それだけお伝えしたくて
ブログを更新しました。
押し付けがましく感じられる方がいらっしゃったら
ごめんなさい。



今日の写真は
南相馬から新潟に移住されたご家族の
1歳の男の子からもらったお花です。


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2011年12月 2日 (金)

今日は東京。

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今日は日帰りの東京出張です。
もともと予定していた撮影の仕事に
「上京するならついでに」と
あれこれ仕事が追加されて
今日は合計4件の取材や打ち合わせをこなして
仙台に戻ります。
どの方にもお会いするのが楽しみ♪
昨日お会いした朝日新聞の記者さんと
カメラマンさんも
とても素敵な方だったし
最近初めてお会いする方々は
どなたも魅力的で面白いのです。
今日も数人の初対面さんとお会いします。
明日もコフェスタのトークイベントで
「はじめまして」の方々と仕事させてもらいます。
今週は毎日
「はじめまして」を連発してるなあ。
今日も明日も
心地良い「はじめまして」になりますように。

そうそう。
少しばかりお知らせを。
本日、
「わたしたちの震災物語」特設サイト
プロダクションノート7話〜9話が新たに更新されました。

明日の経産省と出版社10社の共催イベント、
コミックフェスティバル」では
漫画家飛鳥あるとさんと
トークイベントをします。
飛鳥さんと井上のナマ原稿も見て頂けます。
どうぞお気軽にお越し下さい。

そして明後日は紀伊國屋仙台店さんでサイン会
既に予定数を越したお申し込みを頂いているそうです。
有り難いなあ…。
紀伊國屋さんでは
まだ整理券を配布されているとのことですので
よろしかったら遊びに来て下さいね。
皆さんにお会いすることを楽しみにしています。

昨夜はちょっと落ち込む事があって
まだ少し引きずってるんだけど
気持ちをふわっと立て直して
今日も一日頑張ろう。

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