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2012年12月24日 (月)

この日に願うこと。

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クリスマスイブの今日。
我が家もシンプルなケーキとローストした鶏肉で
クリスマスの食卓を囲みます。
お陰さまで、うちの子ども達は
こうして暖かい場所でこの日を迎えることができました。
彼女達の穏やかな顔を見ていると
他の子ども達の姿が浮かんできます。


この1年間、取材などで沢山のご家庭を回らせて頂き、
いろんな子ども達に出会いました。
漫画やコラムに描かせてもらったご家庭もあれば、
お会いしたけれど、諸々の事情で
描かせて頂く事ができなかったご家庭もあります。


家を失った子ども達もいました。
大切な人を亡くした子どもも。
賑やかなイベントに気持ちが付いていかず体調を崩す子。
数百円のバス代が払えなくて、学校行事を欠席する子達。
親に精神的な余裕がなく、十分に甘えられず
つらい気持ちを押し殺したまま
年齢よりも早く大人になってしまった子もいました。


そんな子ども達も
可愛い服を着て
スマートフォンを持っている子もいて
一見すると何の問題も無く見えます。
今の日本では、
大人が関心を持って、注意して見ようとしないと
光が当たらない場所に居る子ども達に気づく事はありません。
そしてそんな子ども達は
私たちが考えるより多く存在するのが、
今の日本の実の姿です。


とはいえ
私自身が、その子ども達のために
何ができるのか・・とても悩みます。
子どもの支援団体の一員でもありますが
私が充分に役に立っているかというと反省しきりです。


そんな私がこんなことをお願いするのは
余計なことなのかもしれません。
でも・・・クリスマスを迎える今日だからこそ
皆さんに小さなお願いをさせてもらいたいのです。


今日のこの一日、数秒間だけでも
光の当たらない子ども達に
思いを寄せてもらえないでしょうか・・?


お子さんとクリスマスケーキを切る前の
一瞬だけでもいいのです。
高価なプレゼントの箱を開ける一瞬でもいい。
お洒落なレストランに入って
コートを脱ぐ、ほんの一瞬の間だけでも
そんな子ども達の存在を
ただ、ただ感じてもらえたら・・
そしてそれをそばにいる誰かと共有してもらえたら
とても嬉しいです。


子ども達の支援のために
毎日懸命に活動をしている人々がいます。
でも残念ながら日本全体でいうと
まだまだ一部の人にしか過ぎず、
出来る事は限られています。


日本中の皆さんが
クリスマスを迎える日の一瞬だけでも
子ども達に馳せてくれる思いは
集まると大きな力になるでしょう。
その力は、きっといつか何かの形となって
子ども達のために動き出す時がくるはずです。
楽観的な考えかもしれないけれど
私はそう信じたいのです。


そして欲張って祈るなら・・
どんな子にも、
今、そこに立っていられるための力の元となる、
将来の希望が見える世の中になりますように。
親の愛を感じられず膝を抱えている子に
他人でもいいから
心から愛をかけてくれる人が現れますように。
バス代に困っている子どもが
人生を投げ出すことなく、
自分の未来を信じて歩める世の中になりますように・・。


子ども達は何も言わないし、何も言えません。
でも私たちが、かつてそうだったように
子どもは、すべてのことを肌で感じて生きています。
自分が、家庭で、この世の中で
どう受け止められているかを。
自分が忘れられた存在ではないかと怯えながら。


そんな子ども達に・・
そして世界中のすべての国の、すべての子どもに
「かつて子どもだった」すべての大人に
今日、一瞬でも
笑顔になれる時が訪れますように。


良いクリスマスを。
May peace, joy and happiness be yours this Christmas.
Je vous souhaite un très joyeux noël .






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2012年12月16日 (日)

「コドモの病気をお話ししましょ。」と「解説コラム」と新連載WEB漫画「カホゴ夫」

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集英社「YOU」にて連載中の
「コドモの病気をお話ししましょ。」
第7話「低出生体重児」の回が掲載された号が
発売になりました。



今回は監修と解説コラムを担当して下さっている、
愛育病院新生児科部長の
加部先生から
「2500g未満で生まれた低出生体重児を取材してこーい!」
という指令を受け、
34週・2072gで生まれたお子さんの
その後を取材し、描かせて頂きました。



「ちょっと小さく生まれた子」とされがちな
2000g前後の子どもの成長については
保健医療機関のフォローが足りず、
育てる親にとってどんなに不安材料が多いか、
改めて知りました。
出産を控えている方、
若年層の方々にも読んで頂けたらと思います。



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こちらは漫画と共に掲載されている、
小児科医による解説コラム。
漫画で取り上げた病気について
「現在の医療ではこういう対応をしていますよ」
「お父さんお母さんは、こう考えたらいいんじゃない?」
ということを
とても分かりやすく書いて下さっています。
勉強になりますので、是非どうぞ。


担当して下さっているのは
NHK「すくすく子育て」などにご出演の
愛育病院新生児科部長の加部先生。
先生の激務話がトホホ過ぎて、
いつもお会いする度に大笑いさせてもらっているのですが
(月に1度はお目にかかって笑わせてもらいたいくらい・笑)
ハートはとっても温かく
いつも患者さんとその家族の事を第一に考えてくれる先生です。
次回は加部先生を主人公にした
「小児科のかかり方」を予定しています。



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えー・・・
でもって、今月から新連載の漫画が
集英社のコミックサイトにてスタートしました。
新連載のタイトルは
「カホゴ夫の日常」。
えー・・内容は・・
タイトルそのままです・・はい。
読者さんから「そろそろ笑える漫画も描いて!」という
リクエストを頂戴して、
悩みながら(笑)描きました。



このWEB連載漫画のページでは、
連載「第1話」の他に
新連載前に本誌に掲載された
「第0話」も掲載されています。
無料配信です。



一部携帯などでは「見れないよー(涙)」という声が
聞こえてきていますが
(申し訳ありません・・)
WEB連載漫画は初めての試みなので
何かお気づきの事があれば
どんどんYOU編集部宛にご意見ご感想をお寄せ下さいね。
読みやすく、楽しんでもらえる漫画を
皆さんにご提供できたら、と思っています。
よろしくお願い致します!



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あっ。
それと、お知らせついでにもう一つ!
井上のFacebookをご覧になる方から
毎日多数の「お友達リクエスト」を頂いております。



大変申し訳ありませんが
現在、お友達承認させて頂いているのは
直接お目にかかったお知り合いの方に
限定させて頂いております。
その他の方は「フィード購読」にて
おつきあい下さいますと幸いです。

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2012年12月10日 (月)

取材に出ています。

取材に出ています。

昨日から気仙沼を皮切りに
唐桑半島、吉里吉里、大槌町に取材に出ています。
明日は大槌町と三陸に越喜来へ。


うっかりAging BIBLEブログお休みの告知を
せずに出てしまったことに
今気がつきました。
Agingブログは私のモバイルツールからは
更新できないので
取り急ぎ、
こちらにブログにてお知らせさせていただきます。


年末進行でバタつき、余裕がない毎日で
うっかりしていてすみません。
次回の更新については
またお知らせさせていただきます。


どうぞよろしくお願いいたします。

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2012年12月 8日 (土)

昨日の地震。

Facebookではすぐに無事をお伝えしたのですが
ブログでのご報告は遅くなってしまいました。
すみません。
お陰さまで井上の家族は全員無事です。
ご心配下さった皆さん、ありがとうございました。

以下、先ほどFBにアップした投稿を
こちらにもアップしておきますね。


昨日の地震では沢山の方々にご心配をおかけしました。
無事を報告した投稿に押された「いいね」が
皆さんからの
「心配しているよ」という声のように思えて
泣けて来てしまいました。

私は昔から緊急度が高いことが起こっても
割と冷静に対処するタイプと自惚れていたのですが
昨日は本震ほどではなかった揺れに
自分があんなに怯えてしまったことがショックで(苦笑)
津波警報が解除され、
心配していた沿岸部の知人夫婦の無事を知り、
一段落して風呂場で一人になると
涙がポロポロとこぼれてきてしまいました。

それに引き換え
子どもっていうのは強くなるものですね・・。
震災後ショック状態に陥り
1週間くらい笑わず、話さず、
食欲を失くしていた娘2号は
今回は一人で外出中に地震に遭ったものの
揺れている最中、周りの大人に
「どこに避難したらいいんですか?」と質問したそうです。

私は化粧もせず飛び出して
渋滞の道路に苛立ってタクシーを降り
必死に走って娘の所に向かったのに
「キミのことが心配で泣きそうだったよ」と言う私に
「全然大丈夫だったよ」とニコニコしているし。

震災から時が経つごとに
大人にはどんどん重くなっていく年月だけど
子どもにとっての1年9ヶ月って
こんなにも成長する時間なんだ・・と
じんわりと実感しました。

自分の弱さと生き続ける事の怖さ、
そして子どもの逞しさにほのかな希望を感じた、
ごちゃ混ぜな数時間でした。


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