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2017年4月27日 (木)

18歳トランスジェンダー男子のメッセージ

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↑仙台の大学生・あゆみくん18歳。


先日、司会を務めさせて頂いた
「セクシュアリティ夜間学校」
〜共に暮らす性的マイノリティ〜
スピーカーとして登壇したあゆみくん(18歳)の
メッセージをまとめましたので
ご関心がおありの方はご覧ください。
10代のセクシュアル・マイノリティの貴重な体験と
本音を語ってくれました。
小学校〜大学の教職員の方、
中高生の当事者が身近にいる方は、参考になることが多いと思います。


(出来るだけ彼の言葉のままお伝えしたかったので
長文になりました。ご容赦くださいね)

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「ティーンエイジャーに伝えたいこと」

 

僕は現在、大学1年生です。
中学校では転校と不登校、高校では中退したりと
いろいろなことを経験しました。




<トイレのこと>
小学生の時は母が貰ってきた男の子のお下がり服を好んで着ていて、
髪も短かった僕は、見た目は男の子。
そんな僕は、公衆の女子トイレに入ると
小学3〜4年生の頃から毎回のように
知らないおばちゃんから
「ここ女子トイレだよ?」と言われていました。
その度に僕は
「あ、大丈夫です」と言って女子トイレに入っていました。
(今思えば何が大丈夫なんだよ?って感じですが 笑)





その頃は、女子トイレに入るたびに
怪訝そうな顔をされたり、驚かれたり、注意されたり・・・。
そんな反応をされるのがすごく嫌で、
小学校高学年になる頃には
女子トイレに入ることを躊躇するようになりました。





そんな体験から、
僕にとって、トイレに入ることは
「変な目で見られないだろうか?」
「騒がれたりしないだろうか?」という不安や、
覗きをしているような罪悪感、
居心地の悪さを感じるものになっていきました。




今は一人で外出した時や
僕の事情を知っている友人といる時は、男子トイレに入りますが、
男子トイレに入ることにも
「女だとばれたらどうしよう?」という不安があります。
でも罪悪感や居心地の悪さを感じることがない分、
女子トイレに入るより、気持ちがずっと楽です。



しかし、親や親戚などと外出した時は
男子トイレに入れません。
そういう時は「多目的トイレ」を使うのですが、
身体は健康な僕が使うのも気が引けますし、
「どうして女子トイレを使わないの?」と
思われているだろうな・・・と感じます。
だから僕は、親や親戚との外出中はできるだけトイレに行きません。



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<中学校のこと>
中学校では、小学校から引き続いて吹奏楽部に入部しました。
しかしその吹奏楽部では、大会の時に
「女子はスカートを着用し、髪はポニーテールにする」という
規則がありました。
髪が短かった僕は、顧問の先生から
「結ばないなら大会に出さない!」と叱られました。
大会の日、着たくもないスカートを履き、
先輩に頼み込んで
短い髪の毛を無理やり結んでもらって
大勢の人が見る舞台に立たなければならなかったことは
すごく辛かったです。




その一件のせいか、
その後も顧問の先生から些細なことでも怒られるようになり、
何とか気力を出して頑張って部活に出ていましたが
ある日突然、糸がプツッと切れるように
部活にも、中学校にも行けなくなってしまいました。





当時は自分が不登校になったという事実が
なんだか自分でも許せなくて
自分がどうしようもなくダメなヤツになったような気がしていました。
「自分のそんな部分を人に知られたくない」
そんな気持ちから、
中学2年生に進級するタイミングで
学区の違う中学校に転校させてもらいました。





しかしそこの学校の制服はセーラー服で・・・(笑)
結局、転校先の中学校も半年くらいで不登校になり、
しばらくフリースクールに通うことにしました。





そのフリースクールは・・・居心地が良かった!
私服で登校できるし、先生は優しく、
僕の話を笑って聞いてくれて安心して通うことができました。
特に嬉しかったのは、着ていた私服を
「かっこいい服だね」と褒めてくれたことです。
それまでは「男の子みたいな服、着てるね」と言われることはあっても
自分が着ている服を褒められたことはありませんでした。
フリースクールで、先生といろいろな話をして過ごすうちに
僕の荒んでいた心は少しずつ回復し
「もう一度、中学校に行ってみようかな」と思うようになりました。





そして中学3年生から学校に戻った僕は
別室登校(保健室)と
ジャージで通学することを許可してもらい、
何とか中学校を卒業することができました。



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<高校のこと>

高校は、僕はあえて女子高を選択しました。
共学の高校だと、ガタイが良くて、声も低くなった男子を見て
「羨ましい!」と、妬んでしまうと思ったからです(笑)
それにFTM当事者(体の性は女性→性自認は男性の当事者)は
なぜか女子高出身者が多いということも理由の一つです。
他にも「女子高だとモテるかも?」という
ほのかな期待もありました(笑)




しかし入学してみると、その高校では
水泳の授業が5月から9月まであることを知りました。
どうにかしてプールに入ることを免除してもらえないかと
スクールカウンセラーの先生に相談しました。
「自分の身体に嫌悪感があって、
女性用の水着を着て授業を受けるのはしんどい」と話すと
「とりあえず、体が隠れる面積が多い水着を着て
授業に出てしばらく様子をみてはどうか」ということになりました。
授業のたびに憂鬱な気持ちが強くなっていきましたが
何回もカウンセラーの先生に相談するのは気が引けて、
1年生の時は、5ヶ月間我慢して水泳の授業を受けました。





2年生になると「やっぱりしんどいから入りたくない」と
スクールカウンセラーの先生に再度相談し、
その先生から
体育の先生にも事情を説明してもらって

水泳授業は見学し、毎回レポートを提出することを許可してもらいました。





高校では、制服のスカートも苦痛でした。

特に毎日1時間の登下校の時間が苦痛で・・。
満員のバスの中で大勢の人に囲まれていると
実際は何とも思われていないはずなのに
「もしかしたら(スカートを履いている自分が)変だと
思われているんじゃないか」と疑心暗鬼になってしまい、
毎日の登下校中は常に緊張状態で、すごく疲れました。




そのうちに制服が原因で
学校に行けなくなり、
「登下校の間だけズボンを履きたい」という希望を
スクールカウンセラーの先生から
学年主任の先生に伝えて、僕の事情を説明してもらい、
更に、僕自身から学年主任の先生に話す時間を作ってもらいました。
結果、僕の要望は受け入れられて
ズボンで登下校できるようになりました。
その後、別の問題が起こり、高2の冬に高校を中退しましたが、
ズボンで登下校できた期間は
僕にとって良い時間だったような気がします。



<十代の当事者に伝えたいこと>
僕が十代のみんなに伝えたいことは
「自分のことは自分にしか決められない」ということです。
振り返ってみると、僕は今まで
いろいろなことを自分で決めてきました。
中学時代は転校することを決め、
高校は女子校に行くことを決め、
入学後はスクールカウンセラーの先生や学年主任に
自分の事情を説明し、
自分が楽に学校へ行けるように
プールや制服などを融通してもらうことを決めました。





時として、その決断が
「僕にとって良かったのか?」
「間違いだったんじゃないか?」と思うこともありましたが
自分で決断したことによって、
後悔したことは少なかった気がします。




中高生の僕は、遠回りしたこともあったけれど
遠回りした先で出会えたフリースクールの先生、
対応してくれたスクールカウンセラーの先生、
僕が学校に行けるように真剣に考えてくれた
担任や学年主任の先生との出会いは
僕が自分で選んだことで巡り会えた、貴重な存在でした。
後悔したことも、時間が過ぎれば何となく薄れて
悪いことばかりじゃなかった・・と思えるようになって。
そんな積み重ねの上に、僕は生きています。




「後悔しないように生きろ」なんて僕には言えませんが
それでも「自分の生きていく先は
他でもない、自分が決めるんだ」
そんな当たり前のような覚悟が
これから生きていくために必要なのではないかと
僕は思うのです。

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穏やかで少しシャイに見えるあゆみくん。
私が初めてあゆみくんに出会ったのは
昨年夏に開催された、セクシュアルマイノリティ・イベントでした。
中高生のセクシュアルマイノリティ当事者として、
沢山の人々を前にステージから現状を語っていたあゆみくんは
当時、高校3年生の年齢。
その頃から、
中高生の当事者や理解者の交流会「HOMEY」(ホーミー)を主催するなど、
たくましく活動する姿に驚かされました。

(あゆみくんと1学年しか違わない娘2号も
このイベントを見学していましたが
「同じ年代の子が・・・すごいなあ」と刺激を受けていました)




小学校から高校までの40人・1クラスに
1〜2人のセクシュアルマイノリティ当事者がいると言われている現代。
当事者も、当事者ではない人も
「この町で共に生きる生活者」と互いに受け入れることができたら、
世の中は誰にとっても、もっと生きやすく
もっと優しい社会になると、私は思います。
理想論かもしれませんが、
そんなのびのびとした社会で私は生きていきたいし、
次世代の人々にも、そんな社会で
自分であることの誇りを持って生きていって欲しい。
そんな想いで、セクシュアルマイノリティのあれこれに
関わらせてもらっています。




私ができることは、描いて伝えること。
まだまだ世の中には
なかなか受け入れられないテーマなので、
描く場、伝える場を作り上げること自体に苦労しているのですが・・・
奮闘している十代のあゆみくん達からエネルギーをもらって
私らしく伝える場づくりを進めていきたいと思っています。





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2017年4月24日 (月)

第1回お散歩講座・終了しました!

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第1回・お散歩講座
「世界の赤ちゃん物語」が無事終了しました!



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「その日は職場のお花見会と重なって〜」
「新年度事業がスタートしたところでスケジュールが合わない・・」
・・・という方が多い4月早々の開催で
一時はどうなるか?と焦りましたが(笑)
定員20名よりも少なめではあったものの
お陰さまで、とても濃密なお話会となりました。


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「ランチを食べながらお気軽に聴いて下さいね」と言いつつ、
皆さん、真剣に聴いて下さいました。
ラオスの出産&育児事情、
ベトナムの情操教育、
中国の出産ラッシュの現状、
幸せの国、ブータンではミルクが売っていない
などなど沢山の取材写真を元にお話をさせてもらいました。
ベトナムを中心に、日本を含むアジア地域の
赤ちゃんや子どもの人身取引(人身売買)という、
少しディープなお話も。
「日本も無関係ではない」という事実に
皆さん、ショックを隠せない表情でした。
質問もたくさん頂いて、
積極的に参加してもらえたことが嬉しかったです。



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この日、お出ししたランチは
お話した国の一つ、ラオスの家庭料理。
お米を片手てニギニギして、お惣菜と絡めてパクッと食べます。
デザートはサツマイモのもちもち揚げ団子と
ココナッツとタピオカ粉のウイロウのようなお菓子。
お茶はレモンバームをたっぷり入れたブレンド茶をお飲み頂きました。


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参加者さんが撮って下さった写真↑
皆さん、「手で食べるのって新鮮!」と
喜んで食べて下さいました。
手で食べたり、お話を聴いたり、写真を観たり・・・
少し忙しかったかもしれません(笑)


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これも参加者さんの写真。
ホワイトボードに描いたメニューのご説明です。



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「世界の赤ちゃん物語」というタイトルのお話会ということで
井上が書き下ろしたJICA「地球ひろば」の冊子を
JICAさんがご参加者に提供して下さいました。
国際協力について、少しでも関心を持ってくれる人が
増えると嬉しいです。





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開会前、デザートの準備をする井上。
10名くらいの料理は慣れていますが、
15名分となると結構大変・・・!
でも楽しかったです♪


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お茶のご用意中の、
お散歩講座・ガイド仲間の真壁さん。


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共催して下さった、
コワーキングスペース・THE6のIさん。
この日、裏方組は揃いのエプロン&ギャルソンエプロンで
大活躍してくれました。

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そして第2回目・お散歩講座は
5月25日(木)19時から。
「『わたしって孤独』と感じるときを食べながら大いに語る」
・・・という、変わったテーマ&手法のお話会です。
次回、語るのはガイドではなく
参加者の皆さん!
詳しくは改めてお知らせさせてもらいますね。


慣れないことばかりだった第1回目。
参加して下さった皆さんのご協力で
何とか無事に終えることができました。
「こういうお話会もいいですね」と感想をもらえて光栄でした(感涙)


お散歩講座、井上の次回ガイドは6月10日。
「世界のお茶っこ文化」というタイトルです。
次回はTHE6のお祭に合わせての開催で、
今度はお菓子付きお話会になりそうです。
どこの国のお菓子が出て来るか、お楽しみにして下さいね。













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2017年4月13日 (木)

本日〆切です。

・・・・と言っても
今日の〆切は私の原稿ではなく、コレです。


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先日からお知らせしている、
「大人のおさんぽ講座」第1回目〜世界の赤ちゃん物語〜
いよいよ本日締め切りです。



写真は先日、会場THE6にて試作したランチの一部。
スモールポーションで皆さんに試食してもらったら
「美味しい♪」とパクパク食べてくれました。
本番ではちゃんとお皿に盛って、
カオニャオを手でニギニギして食べて頂きます。
今まで個人的に開いてきたご飯会でも
このカオニャオを出しましたが
手で食べるのは意外にも皆さんに好評。
「大人になって手でご飯を食べるってないことよね」と
楽しんで食べてくれていました。


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新年度早々のお忙しい時期ということもあり、
「大人のおさんぽ講座」は
もうちょっとお席があります。
仙台市近郊の方、どうぞお気軽にお申し込みくださいね。



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第1回目なのでドキドキです・・・!
詳しくはこちらをどうぞ。



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2017年4月12日 (水)

熊本地震の自伝本のご紹介。

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そろそろ熊本地震から1年ですね・・・。
昨年、現地取材にご協力頂き、その後交流させて頂いている
阿蘇の郷土料理屋を営むご家庭の方が
出版された電子書籍をご紹介します。




郷土料理のお店を営み、
地域雇用と食文化を守ってきたお店を
継続するか、従業員をどうするかという苦渋の選択や
ライフライン、道路の復興の足跡、
そして
著者ご自身の
アスペルガーの特性が被災生活にどう影響したか?なども
少し書かれています。



「東日本大震災の自伝は生々しくて・・」という方も、
災害時の生活を学ぶために、一読されると良いかもしれません。
「災害が起こるとこんなことになるんだ」ということが
生活者の視点で書かれています。

「震災を乗り越えて」井芹大悟さん著
Amazon
などオンライン書店でお求め頂けます。






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2017年4月11日 (火)

いつまでも寒いですねえ・・・。

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今日の仙台は雨。
今年はいつまでも寒い日が続きますね。



漫画家という職業は本来はあまり季節に左右されないのですが、
春はどうも毎年バタバタしているように感じます。
娘達の進学、進級のせいもありますが、
ここ数年、私自身の仕事でも
春に新しい仕事が始まることが多くて。



そしてハタと気がつくと、
私の異業種の友人達は誰もがバタバタしています。
みんな忙しい季節なんですね〜。
私も仕事以外にも少しばかり抱え過ぎて
気持ちが落ち着かない日々です。



肌寒い日はまだ続くのでしょうか?
どうぞ皆さん、お体にお気をつけて
この春を乗りこえて下さいね。



明日は晴れるといいなー。



 

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2017年4月10日 (月)

あと1年・・・・!

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今日から新学期が始まりました。
ケロこと、娘2号は、いよいよ高校3年生に。


娘1号と2号は小中高とも同じ学校で、
高校3年間はお弁当生活でした。
二人合わせて6年間のお弁当づくりも、残すところあと1年・・!
思春期という時期のせいなのか、
性格なのか、
何かと悩みが多い二人を、毎日のお弁当で元気づけるお役目も
あと1年です。
はあ〜・・・長かった・・・・。
日常の料理や家事があまり好きではない私ですが、
残り1年、お弁当づくりも早起きも
精一杯楽しんでしまおう!と思っています。


ちなみに、昨年の高2進級の日は
こんなお弁当でした(笑)

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「進級シリーズ」として
お弁当箱も統一しています(笑)
こんなふざけたお弁当、
蓋を開けた2号がどういう顔をしているのかナゾですが
どうやらもう
「うちの母親はこういう人だから」と諦めているようで。


そういえば
この2年間でこんなシリーズ弁当も作りました。

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トマトのっけ丼弁当。


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アスパラ整列弁当。


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レモン丼弁当。
意外にもこれが一番好評でした(笑)
レモンの下のササミにほどよく酸味がついて
美味しかったそうです。


こんなインパクト重視!の母弁に対して、
週イチで妹のために弁当を作っている1号の姉弁は・・・


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こんなだったり・・・・・。


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こんなだったりして
とってもマトモです。
何やら薬膳などを取り入れたお弁当だそうです。


でもクリスマスやハロウィンとなると
何かしたくなるようで(母の遺伝子? 笑)
昨年のクリスマスには妹にこんな弁当を持たせていました。


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サンタ弁当!
巾着の中は野菜のプレゼントが詰まっているそうです(笑)


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「おにぎり1個じゃ足りないから」と
サンタがトナカイの被り物しているおにぎりも・・・。
芸がこまかい・・・・。


さてさて、今年はどんなお弁当が出来るやら。
お弁当づくりしているお母さん、お父さん、
毎日の早起きはつらい時もありますが
お互いに頑張っていきましょうね〜。





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2017年4月 7日 (金)

今日のつぶやき。

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今日、ある原稿をパソコンに取り込んで仕上げ作業をしていたら
突然PCがクラッシュして
原稿が吹き飛んでしまいました・・・。
午前中、ずっと集中し制作していた原稿が〜。
思わず叫び声をあげてしまいました(苦笑)


気を取り直すために
散歩に出かけ、
ふと見上げた青空にお月様が。
青空に浮かんだ月を見上げていると
唐突に、今この同じ時間に
地球の裏側で星を見上げている人々の存在を感じました。


今、いろんなことが起こっている世界。
日本にいて、世界の人々のことを考えるということは
青空を見ながら
同じ時間に夜空の下にいる人々のことを思う、
この感覚なのだろうな・・・と。
今月から「話して伝える」という仕事を
始めさせてもらいますが
誰かに「伝える」って、本当に難しい。
国内の人々のことを伝えるのも難しいけれど、
日本以外の国の人々のこととなると
さらに難しさが増す気がします。


自分は何を伝えたいのか。
どう伝えたらよいのか。
誰に伝えるのか。
青空の下で夜空を伝えられるのか。
描いて伝える時も、お話して伝える時も、
いつもいつも手探りです。
「これが正解」という答なんてないのでしょうね。
伝えながら、私自身も新たに考えさせられること、
気づかされることがある。
そんな風に、混沌とした世の中であっても
お互いに高め合っていけたらいいな・・・と。


ちなみに原稿は
その後、気を取り直して再度制作し
無事入稿しました。
余計に時間がかかってしまったけれど、
思いがけず、考え事ができる時間を与えられて
それはそれで良かったのかもしれません。



というわけで、
今日はとりとめのない呟きでした。








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2017年4月 5日 (水)

国土交通省・防災トイレハンドブック完成しました!

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昨年秋から取り組んでいた仕事、
国土交通省発行の防災トイレのハンドブック
「災害時のトイレ、どうする?」が
ようやく完成しました!

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14ページの小冊子ですが、
一冊まるまる漫画とイラストを担当させて頂きました。
このハンドブックは自治体などでの
防災教育に使われるそうです。



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Facebookでは表紙から最後の裏表紙まで
ページめくりをしている動画が投稿できたのですが、
こちらのブログでは動画投稿がエラーになってしまったので
静止画像でお許し下さいね・・・。




こちらの漫画と連動して、
役者さんがお芝居している動画もあります。
「動画と漫画で大切なことを分かりやすく、楽しく学ぶ」が
コンセプト。
偶然?にも、この動画の脚本&監督をした方は
震災後仲良くしてもらっている放送作家さん。
こちらの動画もぜひご覧くださいね。



実は1話目の漫画&動画は、
東日本大震災直後の我が家の被災体験でもあります。
(自宅マンションのトイレ排水管が地震で潰れ、
67戸分のトイレ汚水が震災数日後、
1階にある我が家のトイレから溢れてきました)


あの時は大変でしたが・・・・・・
何はともあれ、こうして教材としてお届けできて、
今後の災害時にお役に立てるのでしたら嬉しいです。




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2017年4月 4日 (火)

「大人のおさんぽ講座」打ち合わせでした。

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今日は4月15日(土)に開催する
第1回「大人のおさんぽ講座」の
ガイド(講師)2人による打ち合わせでした。


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打ち合わせ場所は
当日の会場となる、ワーキングスペース「THE6」
打ちっ放しのロフトっぽい室内に
たくさんの植物がアクセントとなっている居心地の良い空間です。


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4月から毎月交代で「おさんぽ講座」ガイド役を担う、
真壁さおりさんと井上。
真壁さんは社会福祉士さん。
5月25日に開催される真壁さんガイドのおさんぽ講座は
食べ物を真ん中に参加者が「語る」という、
ちょっと変わった形のワークショップを計画しています。


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本日の議事録。
漫画家なので議事録もこんな感じです(笑)


4月15日(土)「おさんぽ講座」は井上担当。
「世界の赤ちゃん物語」というタイトルで、
今まで取材で訪問したアジア、アフリカなどの国々の
出産や育児など、赤ちゃんと子どものお話をさせて頂きます。
医療が整っている日本ですが
育児への不安は年々つのるばかり。
「自分の育児になんとなく不安を感じる」という方、
「親って大変なことが多くて・・」と、ついため息が出る方も
他の国の育児を知ることで
日常をふりかえって考えるヒントが得られるかもしれません。

「そんな難しいことは置いといて、
ラオスご飯食べたい!」という方も是非是非どうぞ!
休日の午後、ふらりとお散歩するように
お立ち寄り頂けると嬉しいです。


詳しくは先日の投稿をご覧くださいね。

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*お申し込みはこちらのフォームにお願いします。
(お申し込み締め切りは4月13日です。お早めにどうぞ!)


よろしくお願いいたします!






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2017年4月 3日 (月)

性的マイノリティ(LGBT)イベントが開催されます。

4月22日(土)に
是非是非お立ち寄り頂きたい、
これからの社会にとても大切なイベントが
仙台で開催されます。


それは「共に暮らす性的マイノリティ」

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↑チラシが文字だらけなので、カタそうに見えますが
登壇するメンバーの顔ぶれから予想すると
決して難しいお話にはなりませんのでご安心を(笑)
LGBTの基礎的なことを
わかりやすく解説するコーナーも設けています。

日本の性的マイノリティ(LGBTQ)の割合は、7%。
小中学校の40人クラス1組に
2〜3人のLGBTの子どもがいると言われています。
「マイノリティ」とは言われているけれど、
決して無視できるほど少ない人数ではありません。


なのに学校や社会では
当事者について知られていないことが山盛り・・。
そんなわけで、今回は
宮城県在住の当事者5名が生の声を発します。
当日のスピーカー役を担うのは
ゲイ、トランスジェンダーなど
昨年から、取材や講演、そして勉強会などで
親しくしてもらっている大切な仲間です。


何かの問題を知るためには
当事者の声を直接聞くのが一番!
今まで知らなかった性的マイノリティのあれこれを
この機会にぜひ見て、聞いて、知って下さいね。
私も当日会場にいます。
お気軽にお声がけください♪

****************

4月22日(土)14:30〜17:00
「共に暮らす性的マイノリティ」
〜地元当事者スピーカーのメッセージと
仙台・宮城地域の課題〜
会場:仙台駅前AER28階 
   エルソーラ仙台・大研修室
資料代:500円
主催:東北HIVコミュニケーションズ
   レインボー・アドボケイツ東北
後援:宮城県、宮城県教育委員会、仙台市、
   仙台市教育委員会、河北新報社
   朝日新聞仙台総局、TBC東北放送他

***************

<お申し込み方法>
下記をご記入の上、メールにてお申し込み下さい
①氏名(呼び名・仮名でも結構です)
②連絡先(メールアドレスや携帯番号など)
③所属(任意)
④職種(任意)

rainbow1000dai-radvあっとyahoo.co.jp

スパムメール対策のため、
「あっと」を@に変えて送信して下さいね。


一人でも多くの方に
ご参加いただけるよう、ご協力をお願いいたします!

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2017年4月 2日 (日)

小中学校の放射線教育って?

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今日は福島市での取材でした。
小中学校の放射線教育のあり方を
福島県二本松市の小中学校にて

3年前から出前授業を実践している、

放射能衛生学者・木村真三先生からお話をお聞きしました。


現在、福島県では

1年に2時間の放射能汚染についての授業が実施されています。

生活科などの時間を充てているいる学校が多いとのこと。

ところが県が配布している副読本は

残念ながら保護者からは

「これでは放射線教育として満足できない」という声が

あがっているのが現状。

どういう教本が必要なのか、

どんな授業であるべきなのか、

子ども達に伝えるべきことは何か。

そんなことを

二本松市の実践内容をモデルケースに考えた2時間でした。

(模擬授業1時間+質疑応答1時間)


・・・のはずが、

質疑応答だけでなんと1時間も超過してしまいました!

2時間に及ぶ質疑応答って・・・私は初めて体験しました。

参加者から次々に質問が投げかけられ、

会場は白熱した雰囲気が漂っていました。

この熱さこそが

子どもの教育に必要なのでしょうね。

私も質問させてもらいましたが、

参加者の気合いに圧倒されました。



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これは福島県二本松市の小中学校で実際に使われている

教本のコピー。

二本松市が現地の小中学校の先生、専門家と協働で

数年かけて作った放射線教育の教科書です。




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「安全です」だけではなく、

「次にまた原発事故が起きたらどう対処すればよい?」など
「力強く生きるため」の
とても実践的なことが明確な表現で書かれています。

日本は海沿いに50基を超える原発がある国です。

こういう教本と授業を
全国の学校で、是非取り入れてもらいたい!と思いました。


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今回、取材でお邪魔させてもらったのは

こちらの↑「ふくしま30年プロジェクト」さんが企画された勉強会。

これからの福島、日本にとって

大切なことを知るための勉強会を開催されています。

今年度は6回の勉強会を予定されていて、

各回、とても勉強になる内容なので

私もできるだけ参加させてもらおうと思っています。

福島市の方、近郊の方、

近県にお住いの方は是非一度、参加してみてくださいね。

(原則として毎回無料で参加できるようです)


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ご参考までに
今回講師として登壇して下さった木村真三先生の本です。
放射線衛生学者という放射能のプロとして
原発事故翌日から福島にて活動をしていらっしゃった
壮絶な記録本。


当時、社会に出されなかった信じられないデータや
社会的なからくりを知ることができて
驚きの連続でした。
それでも人間には立ち向かう力があること、
わかりやすい文章で書かれていること、
市民に寄り添う科学者として
公正な立場を貫く姿に感妙を受けました。
先行きに不安を感じることだらけの日本ですが
諦めそうになったら、読むと力づけられるかもしれません。


「関心を持ってくれる人がどんなに少なくても
僕は一喜一憂しない。
少なくても仲間を増やして繋げていく。
そうやって諦めずに闘えるタイミングを待つんです」
今日の模擬授業で私が一番印象に残った、
木村先生の言葉です。



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2017年4月 1日 (土)

「話して伝える」始めます。

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この写真、表題と違う???
・・・と思われるかもしれませんが、
いえいえ、この通りなんです(笑)
4月から、こういうお話会が始まります。



お話会の名前はこちら。
「大人のおさんぽ講座」


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ご飯を食べながらお話を聴く回と、
ご飯を食べながらお話をする回が交互に開催されるという、
ちょっと変わったワークショップで
ガイド(講師)をつとめさせて頂くことになりました。
2017年のもう一人のガイドは社会福祉士さん。
毎月交代で昼と夜の「おさんぽ講座」を担当します。



第1回目は井上のお話会
「世界の赤ちゃん物語」
アジアやアフリカ、中国などの出産育児のお話をします。
日本もアジアの一国ですが、
途上国の出産は日本とまったく違います。
離乳食やオムツにも大きな違いが。
知っていそうで、ちょっとビックリなお話があるかもしれません。
今回は幸せの国、ブータンの
育児事情などもお話しさせて頂く予定です。




それらの国の出産育児のお話から、
日本の赤ちゃんや子ども、
そして親である私たちのことなどを
ランチを食べながら、改めてゆっくりと考えてみませんか?
取材を通して私も感じたことですが、
きっと、今までの育児や子ども、家庭に対して
少しだけ見方が変わると思います。



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今回のごはんは
お話しさせてもらう国の一つ、
ラオスの家庭料理ランチプレート。
手でニギニギしながら食べる、ヘルシーなランチです。
この写真は、井上が不発弾の取材でラオスを訪問した時に
食べたお昼ご飯の写真です。
「その国を知るには、食から!」を信条に
取材に行かせてもらう国々で一般家庭の台所にお邪魔して
ご当地おうちご飯を習っている私。
当日はラオスのおうちご飯と、
デザート、お飲物をお出しする予定です。
さて、何をお出ししようかな〜。



現役のパパママ、プレパパママ、
じいじ、ばあば、
そして子どものことに関心がある方・・・
どなたでもお気軽にご参加いただけます。
もちろん「ラオスご飯食べたい!」という方も
大歓迎です(笑)




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大人のおさんぽ講座「世界の赤ちゃん物語」

4月15日(土)11:30〜13:30
会場:THE6
仙台市青葉区春日町9−15
参加費:1500円+ランチ1000円
定員:20名様

主催:大人のおさんぽ講座事務局
共催:コワーキングスペースTHE6

*お申し込みはこちらのフォームにお願いします。
(お申し込み期限は4月13日です)


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今月から始まる井上講座は、お話を聴く会ですが
来月からスタートする社会福祉士さんの会は
お話をするのは参加者というこれまたユニークなもの。
5月の「おさんぽ講座」は詳細が決まりましたら
またお知らせしますね。

Facebookをお使いの方は
お散歩講座Facebookページもどうぞご覧下さい。

とりあえず仙台限定ということで申し訳ないのですが・・・
仙台または近県にお住まいの皆さん、
多くの方にご参加頂くことを願っています。
どうぞよろしくお願い致します!






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「ふくしまノート」3巻出版しました。

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お陰さまで3月11日に
「ふくしまノート」3巻が無事発売になりました。
時代の流れを受けて
残念ながら「ふくしまノート」が紙の単行本になるのは
これが最後。
単行本としてまとまって嬉しかったりホッとしたりする半面、
小さな寂しさも感じています。



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1巻〜3巻に共通している茶色の帯は
福島の大地をイメージしたもの。
表紙裏の日本全体の地図も
本のあちこちに使われている、種から芽が出ているアイコンも
装丁デザイナーさんの
「これからの福島」と子どもへの願いが込められたものです。
当初は「単行本が出るごとに、この芽が成長していくといいね」と
話していたのですが
依然として福島は問題や課題が残っているままです。



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出版されてから
「ふくしまノート」あったよ〜
平積みされてたよ〜と
わざわざ写真を送ってくれる友人知人が。
皆さん、ありがとうございます(感涙)



昨日の3月31日に避難区域解除となった、
飯舘村について描いた取材漫画も収録しています。
除染「完了」とは言うけれど、100%除染済みではない現実。
村に戻る、戻らない、戻れない、戻らなければ生活できないという
複雑な村民感情が生まれてしまう背景はどこなの?
・・・など、
短いニュースでは伝わりきらない、飯舘村の本当のところを
現地で飯舘村の方に取材させてもらって描きました。
これは飯舘村だけではなく、
次々と避難区域解除になっている地域すべての問題だと言えます。
重いテーマですが、
小学高学年のお子さんにも読めるように描いてみましたので
ご覧頂けると嬉しいです。




書店にない場合は
Amazonなどオンライン書店に
注文して頂いた方が早いかもしれません。
どうぞよろしくお願いいたします。








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新しい「ふくしまノート」公開始まっています。

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WEB限定公開としてリニューアルした
連載漫画「ふくしまノート」
新作が公開になりました。
今回は福島から発信する「健康になる食」について。


「福島の食」といえば
安全キャンペーンや「食べて応援」などが
印象深いのですが
原発事故から6年経った現在、県内では
「健康な身体づくりのための食」が見直されています。
若いお母さん達からは放射能だけではなく、
PM2,5や環境汚染も気になる・・という声が。
それって全国の親と同じだな・・と思いました。


今回は、福島市のカフェで開催された
免疫力を上げるための醗酵食ワークショップと
食を通じて地域のコミュニケーションづくりをしている、
相馬市のカフェをレポートしました。
家庭で簡単に作れる甘酒のレシピと
甘酒を使った簡単応用レシピ付きです。
ぜひ作ってみてくださいね。


放射能被害に悩まされた地域だからこそ
「福島から健康と強い身体をつくる食を提案する」
このチャレンジが実現するといいな・・と思いました。

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