「籠の中の漫画家」
07.2.27河北新報社「週刊きみどり」
ここ数ヶ月間、書き下ろし単行本2冊分を執筆するため
ずーっと自宅に閉じこもって仕事をしているので
季節の移り変わりはおろか
その日の気温さえわからない毎日を過ごしています。
たまに外に出るのは
河北新報社に締め切りギリギリの原稿を届けに行く時か
不足した食料品を買いに行く時だけ。
大体の食料品は個人宅配で届けてもらっているので
いまや籠の中の漫画家と化した私が
外界のスーパーに足を運ぶのは
一週間に一度あるかないかの大イベントとなっています。
そんな調子なので久し振りにスーパーに乗り込んで行っても
何がどこに置いてあるのかわかららない!
野菜や魚、肉などの生鮮食品はコの字に陳列されているので
順番に見て行けば目当ての物は見つけられるのですが
問題はコの字の内側に陳列されているであろう物の捜索。
「調味料」「菓子」など種類別に置かれていることはわかっていても
自分の頭の中の分類とスーパーの分類が一致せず
一度の買い物で必ず2つ3つは
スーパー中を右往左往して探す羽目になってしまうのです。
最近は諦めが早くなり
すぐに店員さんをつかまえて聞く事にしていますが
先日は何度も同じ店員さんに聞いてすっかり呆れさせてしまい
「他に何をお求めなんですか?」と
私が持参した買い物メモを手に
店員さんがもの凄い勢いで全て揃えてくれました。
小学生のおつかいの方がまだマシかもしれません。
「これからは意識して外に出なければ!」と反省し
その翌日は夫の代わりに学童へ娘を迎えに行くと
「どうして今日はお父さんじゃないの!?」
「お父さん、どうしたの!?」と
娘の友達と学童の先生達総出で驚かれてしまいました。
籠の中の漫画家、箱入り主婦の私が
外の世界へ出るのが大イベントなら
外界の人々にとっても
「珍しいものを見た」という気持ちなのでしょうか。
外に出る度にトホホ気分のこの頃です‥‥。
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